正月休み
 やっとのことで3日間の正月休みが取れました。議長時代とは違って公務が少ないためちょこちょこ休みは取れていますが、まとまった休みは4か月ぶりです。今日からいつものメンバーで宮崎へ出かけます。板前割烹の福重の大将と女将さんに久しぶりに会えるのも楽しみの一つです。

 甘利大臣の辞任でどのような影響が出るかわかりませんが、これで衆参同一選挙はなくなったと予想する評論家が多いようです。いつになっても政治と金、また政治家による圧力はなくなりませんね。大臣室でとらやの羊羹が入った紙袋の中に現金50万円が入っていたそうで、「越後屋・・・おぬしも悪よの・・・」「お代官様(甘利様)同じ穴の貉ですな・・・あっははっはは〜」
 私も一度大臣室(文科大臣)で大臣に面会したことはありますが、沢山の職員がいてそんなことが出来るのかと思いましたが、その部屋で現金の授受があったということは許しがたい愚行です。地方議会でいうと議長室で現金の授受があったのと同じで、未熟な人格者が権力を持ってしまい善悪の判断ができない状況なのでしょうか。地方議員でもこのような議員はよく見かけますが、私は大嫌いです。嘘をつく政治家も許せません。真実は一つ。本人が一番よく分かっているはず。人として正直に答えるべきです。

 それでは出かけます。プライベートなことはあまりアップしないブログですが、近ごろアクセス数が月に5万件ほどになっていますので、お休みのご挨拶とさせていたただきます。心身ともに洗濯をしてきます。

 
那覇市議会、小金井市議会視察対応
 沖縄県那覇市議会の議会運営委員会と東京都小金井市の議会運営委員会、正副議長が午前、午後に来可されました。今週は5回の視察対応で大変でしたが、那覇、小金井とも顔見知りの議員や議会改革先進地ということで、私から全力で視察対応をさせていただきました。質問タイムでは、いろいろな疑問やこれれからの地方議会の在りかたまでディスカッションが出来、いい時間を過ごすことが出来ました。視察に来られた多くの議会が「一度私たちのまちに来てください」とリップサービスをいただいていますが、お呼びがあればいつでもお邪魔します。地方議会が変わっていくきっかけとなり、小さなうごきではあるけれど、このような活動が地方から国を変える原動力の一助になればと思います。
 今日、早稲田大学マニフェスト研究所から、山梨学院大学の江藤教授、生産性本部、マニ研の3者で研究会を立ち上げる旨の話があり、議会のトップランナーを集めるにあたり是非可児市議会もとの話をいただきました。大変光栄なことです。こちらからお願いしたいところで、喜んで参加させていただきます。


      
[どうせい こうせい 地方創生」 無事終わりました
 可児市議会初の議場を開放して行った今回の研修会は、160人を超える参加者で議場は満杯の状況で盛況のうちに終わりました。通常なら70分かかる事例発表も40分にうまくはめ込むことができて一安心です。
 その後はアーラへ移動してワークショップ。牧之原市の市民団体「茶々若会」の進行で(ファシリテーター)和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。こんなスーツ率が高いワークショップは初めてで、とても緊張しています。と言いながらも素晴らしいファシリテーションとグラフィックハーベスティングを経験することが出来ました。何はともあれ無事終了して一安心です。今日は那覇市議会、小金井市議会の視察対応です。今週は5回同じ話をすることになりますが、多くの議会が市内で宿泊、または食事をしてくれているので少しは地域経済に貢献しているようです。

      

      

      

      

      

      

      

      
文科省 馳プラン発表
 「次世代の学校・地域」創生プラン〜学校と地域の一体改革による地方創生〜
が文部科学省から発表されました。目指す方向は以下の通りです。


我が国は、高齢者人口の増加と生産年齢人口の急激な減少や、グローバル化 の進展に伴う激しい国際環境の変化の中にあって、学校の抱える課題の複雑化 ・多様化、地域社会のつながり・支え合いの希薄化、家庭の孤立化などの様々 な課題に直面している。 こうした中、教育再生実行会議において、個人の可能性を最大限引き出し、 国力の源である人材の育成を充実・強化するべく、広範にわたる政策提言が行 われてきた。 中央教育審議会においては、こうした提言を踏まえつつ、これらの課題を克 服するためには教育の力が必要不可欠であるとの認識の下で検討が進められ、 昨年12月21日に3つの答申が取りまとめられた。 文部科学省は、一億総活躍社会の実現と地方創生の推進には、学校と地域が 相互にかかわり合い、学校を核として地域社会が活性化していくことが必要不 可欠であるとの考えの下、上記3答申の内容を実現するため、学校・地域それ ぞれの視点に立ち 「次世代の学校・地域」両者一体となった体系的な取組を 、 進めていく


 ここでは学校に求められる「社会に開かれた教育課程」「地域とともにある学校」への転換を図り、次代の郷土を作る人材の育成、学校を核としたまちづくり、地域で家庭や子育てを支援する環境づくりなどを進めるというものです。
 
 2年前から取り組んできたキャリア教育は全国展開になる様相となってきました。すでに一歩先を進む可児市としては、その土壌整備がすでにできており、今後の展開もスムーズに進んで行くのではないかと思われます。先進地として更なる進化を期待し事業を進めていきます。
      
視察対応
 午前は下諏訪町議会、午後は松阪市議会の視察対応を行いました。久しぶりのダブルヘッダーで少し疲れました。今週は27日に北川教授のマニフェスト大賞グランプリ記念講演と40分の事例発表、28日は那覇市議会と小金井市議会の視察対応と同じ話を5回しなければなりません。可児市議会の事業がどんどん膨らんでいるため、少し早口で話して約70分のプレゼンになります。Q&Aも入れると2時間近くしゃべりっぱなしで、やる気のある議会や寝ている議員さんがいる議会には、声も大きくなり熱が入ってしまうので視察対応も結構エネルギーを浪費します。
 下諏訪町議会、松坂市議会ともに議会基本条例を制定し活動していますが、もう一歩踏み出しができないような状況です。その壁を乗り越えるには議長のリーダーシップがとても大切となってきます。両議会とも「何かしなければ」との思いはあるようなので、思いついたことをいかに実行するか。また規定していくかが今後のカギになります。頑張ってもらいたいと思います。下諏訪町議会の事務局長さんが「川上議員のHP動画を見て、うちの議員さんたちにどうしても川上さんの話を聞かせたかった。実現できてとてもよかった。とてもいい刺激になりました」と視察対応冥利に尽きる言葉を頂き、70を超える議会対応をおこなってきた苦労が吹っ飛びました。(いろんな議会がありますから・・・・)
 
 「私たちは日本の未来、地域の未来に豊かな社会を残すことが出来なかった。消滅可能性都市、少子高齢化、人口減少、1000兆円を超える借金、終息しない福島第一原発等々これほどの負の遺産を次の世代に渡すのか。だから、地方から国を変えようと本気で思っているし、出来るとも思っている。そんな仲間が全国に増えつつある。皆さんも直ぐに始めましょう」 と締めくくって私の視察対応が終わります。
宜野湾市長選挙
 沖縄県宜野湾市長選で現職の佐喜真淳氏が再選を決めました。政府は一安心といったところでしょうが、普天間の危険を回避するための選挙としてはいい結果となりました。今回の選挙では辺野古への移設について、現職候補は踏み込んでいないとのことで、辺野古の問題が解決したとは言い難い状況は変わりません。美しい大浦湾を見ながら過ごした3日間を思いだすと、辺野古の美しさを未来に残すことを再考することも必要かと思います。普天間の移設とその機能を何処へもっていくか、鳩山総理がもたらした迷走劇はどこまで続くのでしょうか。中国が南沙諸島で作った人工島を見て不愉快な気分になる方は大勢いると思いますが、大浦湾の海上基地もまた景色に不釣り合いな施設となることは間違いありません。島内に適切な基地候補地は必ず存在すると思います。
ローカルマニフェスト議員連盟・可児市議会合同研修会
可児市議会議場で開催される第1部は無料でどなたでも参加できます。事前に議会事務局への連絡は必要ですが、多くの皆様の参加をお待ちしています。


模擬選挙へ向けて
 連日の企画会議で高校生議会だったか、模擬選挙だったか頭の整理が必要になるような状況です。
 3月25日に予定している可児高校の1年・2年対象の模擬投票は、よりリアリティーを追及するためNPO縁塾から3人の大人が、市長選挙を想定し立候補します。それぞれの候補者にはアドバイザーとして可児市議会議員が一人づつ付き、高校生の意見も取り入れながらマニフェストを作成し、2月19日に立ち合い演説会を行います。選挙管理委員会が本番さながらの選挙公報を作成し、本番さながらに投開票を行います。企画会議でも高校生の考えを引き出し、運営方針を決定していき面白い内容となりました。リーダーの田口君もとても頼もしい存在です。
 当選目指してマニフェスト作りに全力投球です。

      

      

      

      
高校生議会に向けて
 午前中に広見小学校6年生の小学生議会が開催されました。以前は市内数校で実施されていましたが、残念ながらここのとろ広見小学校のみの開催となっており、主権者教育の在りかたが問われるなか各校で積極的に実施してもらいたいものです。今後は議会としても中学生議会やママさん議会などにチャレンジしていく必要があります。

 可児高校の放課後の時間を使って高校生議会の打ち合わせをしました。コアメンバーの5名は2年生で経験も十分ですが、一年生にとっては初めての体験です。特に今回は高校生議会後の学年集会で自分が担当するジャンルに、多くの同志を勧誘するという大きな目的があります。打ち合わせも真剣そのもので、今からそんなんでは議場でもっと緊張するからリラックスしてね。と雰囲気を和らげるのに苦労しましたが、そこはリーダーの田口君がしっかりとフォローしてくれました。今までは学校にお任せしている部分が多かった高校生議会ですが、3回目を迎えその企画方法も進化しています。今年の高校生議会は更にパワーアップして臨めそうです。

 小学校議会でも大型モニターは大活躍でした。モニターを付けた効果は絶大です。


      

      

      

      

      
大雪
 今年は雪を見ることなく冬が終わり春を迎えることになりそうと思っていましたが、やはりそんな甘くはありませんでした。15CMぐらい多いところで20CMの積雪で朝の通勤通学時間帯は大渋滞でした。敷地内で日当たりが悪いところがあるので、午前7時過ぎから雪かきを始めました。雪かきをしないとあとあと悲惨な状況となるため恒例行事です。先ずは周辺の歩道から始めて駐車場全体まで雪かきすると、約2時間半かかります。比較的雪が軽かったのですが、量が多く大変でした。歩道で高校生の定期を拾い、その日のうちに無事本人の手元に届き、早速雪かき効果が出たこともよかったです。

 その後登庁したわけですが、歩道の雪かきができていない光景が目に入りました。銀行や電気屋さんなど数件の前の歩道は綺麗になっていましたが、約8割程度の歩道は手を付けていない状況で、自分の店の前の歩道ぐらい雪かきすべきなのにと思いながら車を運転しました。通勤・通学というハードルがありますが、一人でも多くの市民で歩道や住居周辺の雪かきができるといいですね。



      

      

      
金融・経済の企画会議
 平成28年度のエンリッチプロジェクトの計画を立てる時期になりました。2月10日の高校生議会での発表やグループディスカッションの題材にもなる年間計画の策定を、それぞれ(金融・経済、18歳選挙、防災、子育て、医療系など)高校生が中心となって行います。
 昨日は金融・経済の企画会議に金融協会から十六銀行の支店長、次長と商工会議所から事務局次長に参加してもらいディスカッションしました。企画を立てるというより2時間の間、金融・地域経済の勉強をした形になりましたが、そこは高校生、吸収も早く2時間で大きく前進しました。高校生議会までに何とか形になりそうです。高校生の時から地域経済や金融について学ぶことは、大学に行ってからとても役立つと思います。先を見据えた社会教育ってとても大切ですね。高校生議会が楽しみです。オブザーバーとして参加した企画会議でしたが、気が付けばファシリテーターとなって2時間、ディスカッションの進行を務めました。ここにもまた自己研鑽の場がありました。


      

      

      
視察報告
新年会周りも昨日で終わり、やっと正月が来たような気分です。体調も少しもどってきました。

視察研修報告書          

1.コンセンサス・デザイン・フォーラム2016
対話と協働によるまちづくり」をテーマとした、「コンセンサス・デザイン・フォーラム2016」は、各地のまちづくりの実践者が集い、早稲田大学の北川正恭名誉教授による基調講演・ミニサロン、牧之原市の西原茂樹市長、氷見市の本川祐治郎市長のファシリテーションによるセッション、グラフィック・チームによるハーベスティング等を通じて、「対話と協働のまちづくり」の次の一歩につながるアクションを紡ぎ出す研修だ。
 北川教授の講演では、地方創生における地域の有り方として、国からの要請という形ではなく、主権者である市民が積極的に地域の事を考え、行政やNPO団体とともにまちづくりを考える必要がある。そのためには対話と協働が不可欠で、それぞれがその立場において対話を進め課題を解決していくことが大切だ。民間や行政では広がってきているが、議会の動きが悪い。可児市議会のような取り組みが広がることを期待する。との内容の講演であった。セッション,任蓮∪掌胸堋垢ファシリテーターを務めワークショップが行われ、12グループでは私がパイロットなり可児の課題を提供し、グループ内(クルー)で議論を進めた。
セッション△任蓮∨楡郢堋垢ファシリテーターとなり、明日から始める次の一歩をグループ内で議論した。
 今回の研修で体験したグラフィックハーベストは、
<企画>
(1) 駆り立てられる:中心的にプロセスを動かしていく強い当事者意識を持つ人がプロセスを立ち上げ、また強い当事者意識を持つ人を巻き込んでいく。
(2) 大切なことを明確にする:対話の目的、対話を通して何を得たいのかを明確にし、共有する 。
(3) 支度を整える:参加者が気持ちよく対話が出来る環境を整える。具体的には、「場所を確保する」、「ホスティングチームを組織する」、「呼びかけの問い(Calling Question)を考え広く参加を呼び掛ける」、「対話のプロセスを設計する」、などである。
<当日>
(4) 集う:参加者が集まり、対話を実践する。
(5) ハーベストする:対話を通して得られた価値を収穫(ハーベスト)し、参加者間で振り返りの機会を持つ。そしてアクションに繋げるために更なる対話をする。
<対話後>
(6) 行動する:実際にアクションに移す。
(7) 振り返る:アクションについて、評価し、改善するための対話の場を持つ。
(8) 全体を通してやってみる:とりあえず、途中で中断することなく、(1)から(7)までを一連のプロセスとしてやり通す。

となり、その過程を図で表現しより分かりやすいものとする事が目的だ。今後はこの手法を学習し、取り入れるよう努力していく。

2.シティズンシップ推進 実践フォーラム
 まずは北川教授の講演では、先日の内容に加え18歳選挙権に行政(選挙管理委員会)としてどのようにかかわるか、主権者教育は教育現場での現状は決してうまくいっていない。議会としてのかかわり方は等について話があった。これを契機に地方の力を見せるときだ。議会は傍観者になってはいけない。と力説されていた。その後文科省と総務省からの講演があったが、副教材を作ったあとの学校や社会教育での具体的な取り組み方や事例紹介がなく、副教材を作ったことに満足しているかのようで、現場でのことは他人ごとのように感じた。その後大阪W選挙を用いた模擬選挙の事例発表が、大阪府選管、クラーク記念国際高校、代々木高等学院から事例発表があった。それぞれ特徴があり模擬選挙が有効な手段であることが理解できた。可児は18歳選挙権出前講座を行い、それを経験した高校生メンバーが中心となり3月に模擬選挙を実施することとなっている。そのうえで参考にしたいところが多々あった。法政大学の林教授からは、実際の選挙に合わせた模擬選挙の利点と主権者教育の展開について報告があった。主権者教育には議会がもっと関与すべきとの発言があった。北川先生の総括では、可児市議会のような例は全国的にも稀だが、これが地方議会のほんとの姿だ。みんな可児のようにそろそろ本気で動いてはどうか、明日から本気でやってくださいと何度も発言された。
 高校生を対象に進めている今の事業はとても珍しいようだ。その理由は、高校生自らが企画運営し進めている点だ。どの事例も用意されたフィールドに参加しているもので、参加させられている感が否めないが、可児が進めている方法は彼らのやる気スイッチをONにすることができるものとなっており、若者への広がりが期待できる。今後も高校と大人が協働で対話し企画していくこの方法を進めて行きたい。また、グラフィックハーベストを取り入れるとそのスケールもアップすると思われる。
シティズンシップ推進 実践フォーラム2016
 シティズンシップとは公民権をさし、シティズンシップ教育とは、市民としての資質・能力を育成するための教育。他人を尊重すること、個人の権利と責任、人種・文化の多様性の価値など、社会の中で円滑な人間関係を維持するために必要な能力を身につけさせることを言います。今回の早稲田大学での研修は、18歳選挙権に向けて、若年層啓発・主権者教育実践事例を学ぶことを目的に開催されました。文科省、総務省の担当の話や、大学や高校、地方自治体での実践例に加え可児市議会が行った「地域課題懇談会出前講座〜18歳選挙権を考える〜」の事例発表を行いました。各地で模擬投票や出前講座などが行われるようになってきたようですが、政治家が当事者である高校生、NPOや選挙管理委員会と合同で企画から練り上げた例はあまりないようで、結構な注目を集めていました。選挙事務は実質市町村が法定受託事務として実施しており、市町村議会こそがその道先案内人になることが求められているはずですが、可児市議会のような動きは少ないようです。今回の研修に内容を大至急まとめ上げ、今後の活動に生かしてきたいと思います。3月25日が楽しみです。

      

      

      

      
コンセンサス・デザイン・フォーラム2016
 昨日東京入りしてから胃痛がひどくなってしまい、胃腸風邪のようですが最悪のコンデションでの研修となってしまいました。昨夜はバナナとカステラ一切れの晩御飯でホテルにこもって、今朝は少しはましになりましたが、ぬるいお茶と水しか喉を通らず、今日の研修事例発表に参加します。

 昨日の研修は実に参考になりました。100名ほどの参加者で議員がたった一人、あとは行政職員、大学関係者、市民団体などが参加していました。何しろ講師陣が北川先生、西原牧之原市長、本川氷見市長というタレントぞろいで、とても勉強になりました。27日に可児へ来てくれる牧之原市の市民団体の方とも挨拶ができ、有意義な時間を過ごすことができました。また、今回体験したグラフィックハーベスティングについても、今後取り組むべき手法であることがわっかたことも収穫です。今日は早稲田大学でシティズンシップの研修会です。地域懇談会出前講座「18歳選挙権を考える」いついてPRしてきます。

      

      

      

      

      
議員NAVIへの寄稿
 日経グローカルに続き議員NAVIへの寄稿をしました。電子版で掲載されますので紹介します。



〈可児市議会はこんな議会です〉
 可児市は岐阜県の南に位置し、愛知県との県境に接し、名古屋経済圏の衛星都市として団地開発が進み1970〜1980年代に急速に人口が増加したまちです。面積87.57㎢に人口10万人が暮らすコンパクトなまちですが、住宅団地を中心に急速に高齢化が進む大きな課題を抱えた地方都市です。
可児市議会の定数は22名で類似団体と比較すると、議員定数・報酬とも平均をやや下回る現状で議会活動を行っています。議会改革は、2003年に議会活性化特別委員会を設置し、一問一答方式の導入、委員会機能の充実、費用弁償の廃止など、出来ることから少しずつ改革を進めてきましたが、2007年7月の改選で2期・3期の中堅議員が落選し、保守系5人、公明2人、民主1人の8人の新人議員が誕生しました。8人の経歴は元国会議員秘書であったり、民間企業の役員経験者であったり、会社を経営していたり、商工会議所や青年会議所で活躍したりと多種多様ではありましたが、民間の感覚を兼ね備えた若い議員の集団でした。当時は、まだまだ保守的な考えの議員が多く、それじゃ自分達でやるしかないと新人議員8人で、定期的に集まり議会事務局や執行部の手を借りながら有志の勉強会を発足させました。それと同時に市内にある名城大学都市情報学部の昇秀樹教授にお願いし、大学のゼミ生と月1回の可児市議会昇ゼミを始めることになり、今でも学生と共にゼミは続いています。この8人の自主的な行動が可児市議会を変える大きな原動力となりました。

 可児市議会の特徴として何かをしようとする場合、少人数のPT(議長の私的諮問機関であったり議会運営委員会の公的諮問機関であったりします)を作り十分に調査研究を進めてから事に当たることとしています。PTをつくることで目的を達成するための効率的な進め方をしているわけです。また、決算認定にあたり「民間企業では決算が重要で、黒字の部分をさらに伸ばし赤字の部分は削減するのが当たり前で、決算を経て新たな予算や中長期のビジョンを策定しているのに、行政と議会はなぜそれをしないのか?」との疑問が湧き上がってきました。そこで自然発生的に出来たのが予算決算サイクルです。決算審査に当年度の予算執行状況も注視しながら4週間をかけて慎重審議し、決算審査を通して感じたことや気づいたことを次期予算への提言として、全会一致で合意できたものを市長へ通知しています。この議会からの提言が生かされていなければ、当初予算において否決または修正となるわけです。また、改選を迎えた6月議会では、議長、委員会、特別委員会、議会報告会実施会議で次期議会への提言や引継ぎ事項を作成し、議会運営委員会で承認手続きをとり次期議会へ申し送ります。このことにより改選後の新しい議会では既に4年間の課題やテーマが明確となっており、議長マニフェストに沿って直ぐにスタートが切られます。任期4年間の議会ミッションは、前議会からの申し送りを尊重し新たな活動が始まる仕組みがここにあります。

〈地域課題解決型キャリア教育支援事業を始めた理由〉
 議長時代、私の議会運営のモットーは、気づき(アイデア)→ひらめき(インスピレーション)→行動力(アクティビティ)→相互理解(コミュニケーション)→実施(インプルメンテーション)→規定(レギュレーション)です。気づいたことひらめいたことは何でもチャレンジしてみて、それが成功した場合、その事業を条例や規則などで規定していくことが大切です。2年間議長を務める間に様々なチャレンジをしてきましたが、中でも県立可児高校と行った地域課題懇談会(地域課題解決型キャリア教育支援事業)は大きな成果を上げつつあります。議長1年目初の定例会(9月議会)と議会報告会が無事終わった11月末、議会基本条例の条文を暗記しようと読み込んでいたところ、第3条に「市民の多様な意見を的確に把握し、これを市政に反映させるために必要な政策提言、政策立案等を行うこと」「市民の意思を尊重するため、市民参加の機会拡充に努め、情報公開を行うとともに、議会の議決及び運営に対して、その経緯及び理由を説明する責任を果たすこと」の2項が目に留まりました。議会基本条例では「市内に居住し、通勤し、通学する個人又は市内で活動する団体を」市民と定義しています。そこで「議会や行政は20歳以下の市民の声をどこで政策に取り入れているのか」という疑問が湧き、議会事務局に調査を依頼したところ、可児高校でのキャリア教育の取り組みの話を聞き、すぐに可児高校の校長先生と担当の浦崎先生と面談し思いが一致して支援事業がスタートしました。翌年1月には可児高校の取り組みを浦崎先生が説明する全議員対象の研修を実施、2月に本会議場で高校生議会とIPE(多職種間連携教育)手法を活用した意見交換を実施しました。その後も地域課題懇談会を可児医師会、可児金融業協会と実施し対象校を可児工業高校、東濃実業高校(御嵩町)へと拡大を図りました。

 議会中心に進める事業ではどこかで限界が来る。その課題を解決するため浦崎先生と共に、可児高校OBに白羽の矢を立てNPO縁塾を立ち上げました。縁塾が中心となりコーディネートするエンリッチプロジェクトがスタートし、2015年の夏休みに「夏のオープンエンリッチプロジェクト2015」が開催されました。期間中71の講座が開かれ延べ400人の生徒が参加する大プロジェクトとなり、学校は1年生全員に参加を義務付けました。市の職員や隣町の職員、文化創造センターの館長、国際交流協会の事務局長、可児高校OBの現役大学生など、様々な講師陣による種々の講座が開催され生徒たちのやる気スイッチを刺激しました。今後も本気の大人と若い世代が交流する場の創出に力を入れていきます。

〈新たな取り組み 高校への出前講座〉
 平成27年12月10日に可児市議会地域課題懇談会出前講座IN可児高校「18歳選挙権をきっかけに政治と選挙を考える」と題した出前講座を行いました。主催は可児市議会 議会改革特別委員会で場所は可児高校会議室、参加者は生徒35人、市長はじめ選挙管理委員会職員が5名、NPO縁塾会員5名、可児市議会議員17名です。可児市長が「政治と選挙にどう向き合うか」と題し講演し、私からは「地方議会からみた政治の役割」と題し、国と地方の仕組みの違い、年代別投票率や選挙へ行くことの意義などについて話をしました。その後9班にわかれ「どうしたら選挙に行くのか?」をテーマにグループディスカッションを行い、意思と関係なく生徒を「行く派」「行かない派」に分け、それぞれの立場から意見を出し合い、行くにはどうしたらいいかの結論付けをし、各班で発表し問題を共有しました。生徒からは「学校でも投票できるようにする」「国や地方の選挙の投票日を同じ日にすれば、投票率が上がり、経費も削減できる」といった意見が発表されました。なかには「若者の考えを反映させるため、年代別の人口に応じて一票に格差をつける」との提案もありました。

 参加した生徒のアンケートでは、Q1.視野が広がり、理解が深まり、参加してよかった とてもあてはまる21。あてはまる11。どちらかというとあてはまる4。でまったくあてはまらない。あてはまらない。どちらかというとあてはまらない。はゼロ。Q2.社会・政治・選挙が、より身近に感じられるようになった。とてもあてはまる11。あてはまる19。どちらかというとあてはまる6。でまったくあてはまらない。あてはまらない。どちらかというとあてはまらない。はゼロ。Q3.自分の将来や日頃の生活について、より深く考えるヒントになった。とてもあてはまる17。あてはまる12。どちらかというとあてはまる7。でまったくあてはまらない。あてはまらない。どちらかというとあてはまらない。はゼロという結果となりました。
 
 ここで参加した生徒の感想文を紹介します「今まで選挙なんてまだ先の話だからと考えようともしませんでした。講座に参加してみて、市長さんや可児の議員さんたちと話し、どうしたら選挙に行くのか考えました。いろいろな案が出て話し合いも深まりました。しかし、出た案が実行に移るのは、まだまだ先だと思います。これを機会に選挙について、これからの未来について考え直したいと思います」
 今後は出前講座を各高校で開催することを視野に入れて活動します。また、平成28年2月10日開催の高校生議会、高校生が考え、提案する条例づくりを進めていきたいと考えています。

〈議会改革と地方創生〉
 日本創成会議は、人口減少問題検討分科会の推計による896の自治体が消滅可能性都市であると公表しました。このことは自治体に大きな衝撃を与えることとなりましたが、処方箋もなく突然発表された自治体では未だにその影響から脱出できない状況です。日本版CCRC構想などにみられるように、地方と首都圏や大都市における関係の改善は非常に難しい状況にあります。国は平成26年12月に「ひと・まち・しごと創生総合戦略」を作成しました。それに基づき、各市町村で総合戦略が作成されました。その内容は地方経済の安定、若い世代の結婚・妊娠・出産・子育て、若い人が住みたいと感じるまちなど、残念なことにその内容は金太郎あめのごとくで、その政策・施策は似たものとなってしまい戦略といえるものとはなっていません。地方を変えるためには、多様な市民の意見を集約し、議論を重ねることができる地方議会こそが最も相応しい組織であり、議会報告会、意見交換会、各種懇談会などを通して得た市民の意見や要望を、議会が持つPDCAサイクルの中で反映させ、市長を中心とする執行機関に対し、議会が決定した意思を伝えることにより、よりよい施策となるよう徹底した議論をすることが必要です。また、地域への愛着や当事者意識の醸成、広い視野や新しい経験の獲得など、地域の魅力を知る場を作ることも議会の大きな使命のひとつです。ふるさと発展に寄与する人材の育成こそが、地方創生への大きな一歩となると確信しています。

いざ!高校生議会へ
 可児市議会3回目となる高校生議会を2月10日(水)可児市議場と4階会議室で行います。時間は午後2時から4時半までの2時間半。過去2回はどちらかというと学校任せで行ってきましたが、今回からは田口君をはじめとするコアメンバーとともに、企画会議からのスタートで、学校側と生徒、そして議会で事前に念密な打ち合わせをして臨みます。ガチンコの質疑応答もありそうです。どんどん進化する高校生議会にこうご期待です。傍聴はどなたでも可能ですが、議会事務局への事前連絡をよろしくお願いします。

      

      
日経グローカルへの寄稿
 日本経済新聞社 産業地域研究所が発行する「日経グローカル」No283号への寄稿依頼があり、このたび発刊されたのでその内容を掲載します。


〈議会改革のきっかけ〉
「第10回マニフェスト大賞グランプリは可児市議会です」六本木ヒルズ49階で開催された授賞式壇上で耳にした瞬間、10万市民の皆さんのご理解と22人全議員の協力、議会事務局の支援なしにこの賞はいただけなかったと思うと、感極まり熱いものがこみ上げてきました。
私は、平成19年7月の参議院選挙と同日選挙となった可児市議会議員選挙で初当選して以来3期9年目の議員生活を送っています。初当選当時を振り返ってみると、2期3期目の中堅議員があえなく落選し、保守系5人、公明2人、民主1人の8人の新人議員が誕生しました。8人の経歴は元国会議員秘書であったり、民間企業の役員経験者であったり、会社を経営していたり、商工会議所や青年会議所で活躍したりと多種多様ではありましたが、民間の感覚を兼ね備えた若い議員の集団でした。当時12人の最大会派に所属した私は会派のベテラン議員から「最大会派は市長の応援団だから余計なことはするな。少数会派を相手にするな。一般質問はしたけりゃ勝手にやりなさい。市議会議員はそれぞれ選挙の時のライバルだから教えてもらおうと思うな」等々の指導があり、会派所属の新人議員は驚いたものです。それじゃ自分達でやるしかないと新人議員8人で、定期的に集まり議会事務局や執行部の手を借りながら有志の勉強会を発足させました。それと同時に市内にある名城大学都市情報学部の昇秀樹教授にお願いし、月1回の可児市議会昇ゼミを始めることになり、今でも学生と共にゼミは続いています。この8人の自主的な行動が可児市議会を変える大きな原動力となりました。
 私が先ず行ったのは先進地の視察です。当時、議会基本条例を初めて制定した栗山町への視察を計画し、「北海道へ視察に行きましょう」と会派のベテラン議員には、その詳細を説明することなく、栗山町、登別市等議会改革先進地の視察に出かけました。栗山町では60人ほどの視察に来た議員を前に、堂々と意見を述べられる橋場議長の姿を今でも鮮明に覚えています。その後は議会改革に理解を示してくれるベテラン議員を議長にするため8人でよく相談したものです。一期目の新人議員で常任委員長や特別委員長、プロジェクトチーム(PT)のリーダーなどの役職を経験できたことも大きな力となりました。

〈可児市議会の特徴〉
 可児市議会の特徴として何かをしようとする場合、必ず少人数のPT(議長の私的諮問機関であったり議会運営委員会の公的諮問機関であったりします)を作り十分に調査研究を進めてから事に当たることとしています。PTをつくることで目的を達成するための効率的な進め方をしているわけです。また、決算認定にあたり「民間企業では決算が重要で、黒字の部分をさらに伸ばし赤字の部分は削減するのが当たり前で、決算を経て新たな予算や中長期のビジョンを策定しているのに、行政と議会はなぜそれをしないのか?」との疑問が湧き上がってきました。 そこで自然発生的に出来たのが予算決算サイクルです。決算審査に当年度の予算執行状況も注視しながら4週間をかけて慎重審議し、決算審査を通して感じたことや気づいたことを次期予算への提言として、全会一致で合意できたものを市長へ通知しています。この議会からの提言が生かされていなければ、当初予算において否決または修正となるわけです。また、改選を迎えた6月議会では、議長、委員会、特別委員会、議会報告会実施会議で次期議会への提言や引継ぎ事項を作成し、議会運営委員会で承認手続きをとり次期議会へ申し送ります。このことにより改選後の新しい議会では既に4年間の課題やテーマが明確となっており、議長マニフェストに沿って直ぐにスタートが切られます。任期4年間の議会ミッションは、前議会からの申し送りを尊重し新たな活動が始まる仕組みがここにあります。

〈地域課題懇談会(地域課題解決型キャリア教育支援事業)〉
 議長時代の私の議会運営のモットーは、気づき(アイデア)→ひらめき(インスピレーション)→行動力(アクティビティ)→相互理解(コミュニケーション)→実施(インプルメンテーション)→規定(レギュレーション)です。気づいたことひらめいたことは何でもチャレンジしてみて、それが成功した場合、その事業を条例や規則などで規定していくことが大切です。2年間議長を務める間に様々なチャレンジをしてきましたが、中でも県立可児高校と行った地域課題懇談会(地域課題解決型キャリア教育支援事業)は大きな成果を上げつつあります。議長1年目初の定例会(9月議会)と議会報告会が無事終わった11月末、議会基本条例の条文を暗記しようと読み込んでいたところ、第3条に「市民の多様な意見を的確に把握し、これを市政に反映させるために必要な政策提言、政策立案等を行うこと」「市民の意思を尊重するため、市民参加の機会拡充に努め、情報公開を行うとともに、議会の議決及び運営に対して、その経緯及び理由を説明する責任を果たすこと」の2項が目に留まりました。議会基本条例では「市内に居住し、通勤し、通学する個人又は市内で活動する団体を」市民と定義しています。そこで「議会や行政は20歳以下の市民の声をどこで政策に取り入れているのか」という疑問が湧き、議会事務局に調査を依頼したところ、可児高校でのキャリア教育の取り組みの話を聞き、すぐに可児高校の校長先生と担当の浦崎先生と面談し思いが一致して支援事業がスタートします。翌年1月には可児高校の取り組みを浦崎先生が説明する全議員対象の研修を実施、2月に本会議場で高校生議会とIPE(多職種間連携教育)手法を活用した意見交換を実施しました。その後も地域課題懇談会を可児医師会、可児金融業協会と実施し対象校を可児工業高校、東濃実業高校(御嵩町)へと拡大を図りました。

〈エンリッチプロジェクトへ〉
 議会中心に進める事業ではどこかで限界が来る。その課題を解決するため可児高校の浦崎先生と共に、可児高校OBに白羽の矢を立てNPO縁塾を立ち上げました。縁塾が中心となりコーディネートするエンリッチプロジェクトがスタートし、2015年の夏休みに「夏のオープンエンリッチプロジェクト2015」が開催されました。期間中71の講座が開かれ延べ400人の生徒が参加する大プロジェクトとなり、学校は1年生全員に参加を義務付けました。市の職員や隣町の職員、文化創造センターの館長、国際交流協会の事務局長、可児高OBの現役大学生など、様々な講師陣による種々の講座が開催され生徒たちのやる気スイッチを刺激しました。今後も本気の大人と若い世代が交流する場の創出に力を入れていきます。

〈今後の取組み〉
 今後、地域課題懇談会は地域課題懇談会実施会議(会議規則に協議等の場と定める)と議会改革特別委員会で進められていきます。12月10日には可児高校において、議会改革特別委員会と高校生9人と縁塾メンバーが企画し、市長と選挙管理委員会の協力を得て「18歳選挙制度を考える」と題した地域課題懇談会出前講座を行いました。今後は出前講座を各高校で開催することを視野に入れて活動します。また、平成28年2月10日開催の高校生議会、高校生が考え、提案する条例づくりを進めていきたいと考えています。

      
時事考察1「日本版CCRC」
 年末年始の慌ただしさから解放され、少しほっとしています。新年会まわりもあと少し。ほっとしたところで、今年は、時事考察不定期に掲載していきたいと思います。思いつたことなどを自分の主観で発信していきます。
 先ずは第1号「日本版CCRC」についてです。 


 「首都圏から地方へ」国内移住の様相が2016年に大きく変わることを期待し、国は地方創生の具体策として「日本版CCRC(CCRCは、健康時から介護時まで継続的ケアを提供するコミュニティであり、全米で約2千ヵ所、居住者約70万人、約3兆円という市場規模を誇るContinuing Care Retirement Community)」を提唱し、その実現を目指しています。都市部の高齢者が健康なうちに地方に移り住み、地域共同体をつくるというものですが、果たしてそんな簡単に地方移住が進むのか大きな疑問が浮かび上がります。政府は「新型交付金」を新設し、2016年度当初予算案に1000億円計上しました。補助金をエサに地方自治体を釣りあげる準備に入ったようですが、そこには健康ではない高齢者の地方移住も含まれています。介護施設や職員不足に直面する都市部の自治体が地方に介護施設等を整備する施策に踏み出したからで、結果的に要介護の高齢者を地方に移住させることになります。
 
 名乗りをあげる自治体も見受けられるようですが、こんな政策がうまく行くとは思えません。表現を変えれば「生産能力が低い高齢者は地方へ、生産能力の高い若者は都市部へ吸い上げる」そのために都市部(首都圏)は、若い世代が魅力を感じるまちを作るため、地方分権よりも中央集権を強化する考えが透けて見えます。特に経済の一極集中は首都圏に魅力ある雇用の場を創出し続け、地方衰退の大きな要因となり続けると考えられます。
 
 処方箋もない消滅可能性都市の公表で未だ立ち直れない地方自治体に、今度は補助金をエサに日本版CCRC受入れを求める政府機関である日本創成会議の手法には地方議員として賛同できません。
地方自治体は地方の魅力や郷土への愛着を軸とした情操教育や地域で行う社会教育を今一度見直し、地域経済の支えとなる若い世代を育てることこそ今一番大切なことではないでしょうか。今年度公表された地方自治体の総合戦略は、金太郎飴のごとくで、この戦略で地方が変化するとはとても思えません。また、今のままの国の体制では、東京一極集中の是正は成しえないでしょう。最終的には、道州制の導入を見据えた大きなガバナンスの構造改革を進めるべき時にあると私は思います。何はともあれ、先ず地方議会がその役割をしっかり果たすことが最優先課題です。

 最後に公表されている論文の中にこのような一節がありました。

「移住者が最も重視することは、カネやモノではなく、その地域に住んでいる人たちであるからだ。明るく楽しく暮らしているかどうか、そして、魅力的な住民がいるかどうか。移住者は面白くて魅力的な人がたくさん住む風通しの良い地域に、まるで吸い寄せられるように集まってくる」
                        強く共感する一節ですね。
ハードな一日
 消防の出初式を終えて、着替えをし福祉センターから市役所へ、団の観閲を見たあと自治会8ヶ所の新年会まわりに出かけ、挨拶と意見聴取、私からの答弁などで昼の挨拶回りが終わった時間が午後1時半過ぎで成人式には間に合いませんでした。この2年議長ということで、簡単な挨拶だけで済ませていたので、少ない時間でもみんなと意見交換が出来たことは良かったと思います。夜は4件の新年会にお邪魔します。この日は毎年大変です。出初式と成人式の日がずれることを期待しつつかけまわります。

      

      
おひまち(新年会)まわり
 おひまち(新年会)まわりが始まり、たくさんの方々との交流をすることができました。まだ、始まったばかりですが、地域の高齢化の問題や災害への備え、生活環境問題や地域の活性化等々、中には愛知大学の事務職の方ろ産官連携の話で盛り上がったり、学校に「いじめ見守り隊」を作ってくれたら喜んで参加するから、といった具体的な行政への協力要請など、すぐにでも行政として考えていかなければならないものまで様々な意見をいただきました。例年と雰囲気が変わったような気がしますが、これもマニフェスト大賞を受賞した効果かと思われます。明日も12ヶ所の新年会まわりと出初式、成人式があります。残念ながら、今日のようにゆっくりと腰を据えて話をすることはできませんが、地域の課題を一つでも解決できるよう取り組みます。
楽しみな上京(研修)
 コンセンサス・デザイン・フォーラム2016への参加が決まり、話題提供者としてもその場をいただいたことはとても光栄です。シティズンシップフォーラムでの事例発表とあわせて2日間、可児市をアピールする絶好の機会をいただきました。これもマニフェスト大賞グランプリを受賞した恩恵です。また、今月の27日には北川教授が可児市議会議場にての記念講演を企画しています。東京と可児の距離がすごく近づいた気がします。どちらかというと苦手な東京ですが、地方創成を考えるとき首都圏の状況を調査・研究することは必要不可欠です。今後も折を見て積極的に上京したいと思います。

 「地方創成」と「地方創生」前者は「初めて出来上がること。初めてつくること」後者は「作り出すこと」微妙にニュアンスは違うものの、ほぼ同じ意味です。国が「創生」としているため行政関係はすべて「創生」にならっていますが、私はあえて「創成」を使っています。その理由は、「生」より「成」の方が地方が行政、政治、住民、民間企業など、いわゆる「産・官・学・金・労・言・民」が力を合わせて地方を作り上げるイメージああるからです。どちらでもいいのですが、私には「地方創成」がしっくりきます。さあ、来週の準備にかかります。

 今朝の中日新聞、高山市議会でも高校生を対象とした取り組みが始まりました。可児市議会と三重県議会が先進事例として紹介されています。このような動きが全国に広がることに期待が膨らみます。

     

     

      
コンセンサス・デザイン・フォーラム2016
 来週のシティズンシップフォーラムと国会陳情で上京する機会に、その前日の13日、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが主催するコンセンサス・デザイン・フォーラム2016に話題提供者の一人として参加することになりました。当初は一般参加で申し込んだのですが、担当の西尾さんからの連絡で急遽話題提供者としての参加となりました。
 北川先生の基調講演。西原牧之原市長、本川氷見市長がファシリテーターという贅沢な研修で、なんと参加費は無料です。可児青年会議所の新年例会の日ですが、こんな機会は滅多にないため後ろ髪を引かれながら上京します。中身の濃い3日間となりそうです。

      
おひまち(新年会)挨拶まわり
 おひまちとは、村の近隣の仲間が特定の日に集まり,夜を徹してこもり明かす行事で、家々で交代に宿をつとめ,各家から主人または主婦が1人ずつ参加する小規模の信仰行事で,飲食をともにして,楽しくすごすのがふつうで、神祭の忌籠(いみごもり)には,夜明けをもって終了するという形があり,日待もその一例になります。日の出を待って夜明しをするので日待というといわれ、宗教的な講の集会を一般に日待と呼ぶこともあり、集りの日取りにより,甲子待(きのえねまち),庚申待(こうしんまち)などと称していますが,十九夜待,二十三夜待,二十六夜待などは月の出を拝む行事で,日待と区別して月待と呼びます。
 生活のほとんどすべてが自然の力にゆだねられていた時代、人々は実に敬虔な気持ちをもって自然に接しました。もちろん太陽にたいしても信仰は篤く、「日祭り」が行われました。
 そのなごりで、広見地区の自治会では、新年会を兼ねておひまちが行われます。その数は15地区、その他の新年会を加えるとざっと25の宴席を回ることとなります。今日は末広1、末広2町内会をはじめ4ヶ所。ピークは10日で、出初式-成人式の間の昼に8ヶ所、夜に4ヶ所を回り、あまり時間のない中、地域の皆さんと交流します。地方創成に関わる市の総合戦略や、広見〜広見東部〜中恵土地区の開発や動向、今後のまちづくりなど短い時間で話をさせていただきますが、広見村木地区が私の子ども時代のように活気ある地区へと再生するため、また新たな仕掛けをしていこうと思います。防犯灯のLED化もその一つですが、ゾーン30などを含む車の規制、可児川周辺に若者が集う地区の創設、子育て世代の居住推進などを進めていきます。広見地区は市役所があり交通の拠点・結節点としても中心市街地としての機能を持つ地域です。医療や介護施設、保育園・幼稚園、子育てに関する支援施設や図書館など、また、買い物をする場所も充実しています。こような便利な地域が少子高齢化、人口減少の波にのみ込まれ埋没していく現状にストップをかけるために今後も積極的に活動していきます。しかし、これらを進めるには地域の理解と協力がなければ何も実現しません。みなさんの更なる理解と協力をお願いします。
仕事はじめ
 会社の仕事始めは元日朝でしたが、今日は市役所の仕事始めでした。世間ではまだ正月休みの会社が多くあると見えて、レストランなどはランチで込み合っているようでした。穏やかな正月といえば聞こえはいいのですが、燃料や衣料関係は大変な状況で、もう少し寒くならないと商売あがったりのようです。議会も始動しますが来週からが本格稼働となります。出初式、成人式、各種新年互礼会などが落ち着いてから視察対応や高校生議会など、事業が目白押しで2月後半からは3月予算議会が始まります。ここ数日はゆっくりと体を癒しながら仕事を進めていきます。
明けましておめでとうございます
 2016年がスタートしました。天候のせいか穏やかな正月で、少し呑気に一年が始まったような気がします。
 私はいつもと変わらぬ一年のスタートを切りました。元日午前5時から元朝式、6時から広見神社元旦祭、午後7時には出社して仕事始めと慌ただしい一日でした。いつもと違うのは二日間、横浜の孫が遊びに来ていること。早速昨日は、おもちゃ屋さんでプラレールの大人買いならぬ、おじいちゃん買い。楽しく遊ぶ孫を見ながら大満足で、いい正月となりました。

 昨年は、議長職を2年間全うし改選を迎え、再選されたその後マニフェスト大賞を受賞するなど、いろいろあったけれどやりがいのある一年でした。視察対応も70議会140時間ほどこなしやり切った感はあります。「縁」が一年を表す一字で、高校生や縁塾のメンバー、早稲田大学マニ研の皆さんなど多くの方との縁を感じる年でした。
 今年はその縁を大切にしながら、地域課題を解決していきます。先ずは年末から取り組んでいる「広見 村木地区を明るくするプロジェクト」とてもローカルなものですが、可児市の中心市街地広見村木にある49の防犯灯をLED化するもので、商工会議所広見支部や自治会の協力で、平成27年度内に完成を目指しています。補助金の関係もあり早急に対応しなければならない計画です。
 また、対外的には1月14日の早稲田大学での事例発表、こちらは昨年12月に行った18歳選挙権に関する出前講座について東京で事例発表します。次の日には、障がい者就労支援施設、道路改良事業等に対する国庫補助が見送られるケースが増えており、陳情で国会をまわってきます。また、1月27日には、可児市議会議場において、早稲田大学名誉教授 北川正恭先生による記念講演と事例発表を行います。その後2月10日は高校生議会を開催します。今年も走り続けます。
 これから30ヶ所に及ぶ新年会まわりも始まります。今年もよろしくお願いします。

      

▲PAGE TOP

最近のエントリー
RECENT COMMENT
過去のエントリー
カレンダー
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< January 2016 >>
ブログ内を検索


PROFILE
モバイル
OTHERS
TWITTER